・Good Inside認証(旧ウツ・カフェ) |
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1999年に「Utz Kapeh(ウツ・カフェ)」としてグアテマラに事務所を設立、2002年にオランダに本社を設立しました。安全かつ信頼できるコーヒーへの需要の高まりに答えるために作られた組織です。「Utz
Kapeh」とはマヤ語で「良いコーヒー」の意味。労働者と環境に配慮して生産・加工されているコーヒーを認定するプログラムです。
自然植物や動物の保護、農薬使用の最小化、労働者の権利保護、記録の保存などの厳しい監査をクリアした生産者だけが認定されます。この監査は第三者機関によって毎年実施されています。
また、Good Inside認証コーヒーは、どのような肥料を使い、どのように収穫・加工をし、いつどのような経路を経て当店に届いているのかが全てわかるようになっています。
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・レインフォレストアライアンス認証(RA認証) |
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無秩序な農業拡大から熱帯雨林を守るために生まれました。コーヒーの他、バナナ、オレンジ、カカオ等にも認証マークを発行しています。
以下の3つの観点から、細かく厳しい基準をクリアした農園のみがRAの認証を受けることができます。
@自然保護・・・農園とその周辺の生態系の保護に配慮している
A耕作方法・・・化学肥料・農薬・廃棄物の規制、有害物の管理や処理に
注意を払っている
B地域社会・・・水質汚染管理、労働者の待遇や生活向上に配慮している
(例)コーヒー農園のシェードツリーに関する基準
「シェードツリー」とは、直射日光や激しい風雨からコーヒーの木を守るために植える木のことです。通常は果実の収穫も兼ねてマンゴーやバナナなどの木が使われますが、特定の木ばかりを植えてしまうと、周囲の生態系に悪影響を及ぼしかねません。そのためRAでは、「12種類以上の樹木が70本/ha以上植えられ、その樹木が自然のまま残されており植生の多様性が守られていること」という基準を設けています。
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・バードフレンドリー認証 |
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コーヒー農園で休息する渡り鳥を守るために、アメリカのワシントンDCに本部を置く環境保護団体「スミソニアン渡り鳥センター」が行っている活動です。
コーヒーは、もともと自然の森林の木陰で栽培されてきました。しかし、近年は森林を切り開き、コーヒーの木が整然と植えられた合理的な栽培が行われるようになりました。これにより、野生の生き物たちの棲みかが失われつつあります。
バードフレンドリーは、自然の森林を守りながらその木陰で栽培する昔ながらの方法で作られた有機コーヒーを認証しており、自然環境を保護し、鳥に休息地を与えるコーヒー栽培の普及に努めています。
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・JASオーガニック(有機JAS) |
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日本農林規格に基づく生産基準をクリアした、有機(オーガニック)食品の印です。
マークは太陽と雲と植物をイメージしたもので、農薬や化学肥料に頼らずに自然の力で育てられた食品を意味しています。農産物や畜産物のほか、これらを原料とした加工食品も対象です。有機JASマークがない農産物や農産物加工食品には、「有機」や「オーガニック」の名称の表示ができない決まりになっています。
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・フェアトレード(FLO認証) |
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農作物の不安定な価格変動、仲介業者の利益搾取などにより、途上国の生産者たちは貧困に追いやられています。
そのような途上国の人々を支援するため、1989年にオランダで、1992年にドイツでフェアトレード・ラベル運動が始まり、1997年にはFLO(Fairtrade
Labeling Organizations)という統一された国際組織が設立されました。
生産者に対して適切な買取価格や長期取引を保証することによって、彼らの暮らしを守り、彼らの社会的・経済的な発展や環境に優しい農業促進を支援しています。
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