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プラム，フレッシュオレンジ，シトリック，
赤ワイン，ジューシー，チョコレート，
ハニー，ラウンド，クリーンカップ |
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久しぶりに入荷したケニアです。今回はキリニャガ地区より。プラムやフレッシュオレンジのような明るい酸質で、赤ワインのような重厚なボディ感があり、甘く、雑味の無いクリーンカップな、1ランク上のコーヒーです。ホットでブラック、またはアイスでブラックがおすすめ。 |
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| ①国･地域 |
ケニア共和国 キリニャガ県 ムクレ |
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| ②農園 |
（ムイルアコーヒー生産者組合） |
| ③精製所 |
カリアイニコーヒーファクトリー |
| ④標高 |
1,600m |
| ⑤精選 |
ウォッシュド |
| ⑥品種 |
SL34，SL28，Batian，Ruiru11 |
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●半世紀の歴史の中で
カリアイニファクトリーは、1954年にキリニャガ県ムクレに設置されたコーヒー精製所です。ムイルア生産者組合に属する8つのファクトリーのうちの1つです。
ムイルア生産者組合は、1952年にケニアで初めてコーヒーの苗を植えた農家が、初めての収穫を迎えた1954年に設立した農協です。当時は、植民地支配のもとで非常に限られた範囲での生産活動しか認められていませんでした。カリアイニファクトリーは、その当時から存在していた唯一のファクトリーです。その後、社会の変化と共に、現在までに多くのファクトリーが設立されるようになりました。
●カリアイニでのウォッシュド精製
カリアイニファクトリーは、標高1600m付近の、火山性赤土土壌に覆われた緑豊かな環境にあり、周辺に暮らす農家のコーヒー生産を支えています。
ジューシーな完熟チェリーが運ばれてくると、ファクトリーではまず、チェリーは再選別にかけられます。手間暇はかかりますが、未成熟や過熟のチェリーをパルピング前に取り除くことで、コーヒーの品質を向上させることができるからです。その後、近隣を流れるルンドゥ川を水源として、収穫後24時間以内のできるだけ早いタイミングで精製処理が進められます。水を張ったタンクで18～48時間発酵することで、ミューシレージを完全に除去し、綺麗なウォッシュドコーヒーのパーチメントが出来上がります。
その後のプロセスで最も注意を払うのが、乾燥時の天候と適正な乾燥日数です。メッシュを敷いたアフリカンベッドの上に、パーチメントを3cm以下に薄く敷き詰め、1日に3回攪拌することで、ムラなく乾燥が促進されます。
昨今の環境保全に対する意識の高まりに合わせて、カリアイニファクトリーでは工場での排水を止め、水源から離れた場所に排水用の穴を掘って、浄化した排水を土に戻す取り組みをしています。
●持続的な生産を支えるフィールドワーク
ファクトリーには農園を回るフィールドワーカーがおり、コーヒー生産に関するガイドラインの普及や、除草、施肥、剪定などのアドバイスをしています。また、各農家を回って、コーヒーの生産量や成熟に影響を与える植物との混植などにも気を配っています。
農家との、こうした細やかな関わりが、高品質なコーヒーを持続的に生産するためには欠かせないことであり、設立60年のこの古いファクトリーを支えています。フィールドワークは決して効率的であるとは言えませんが、関わる農家全てが毎年安定した収穫を迎え、生計が成り立つように、見えない努力が続けられています。
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↑ファクトリーの看板 |
↑ウォッシュド工程に使う水槽 |
↑アフリカンベッド |
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3.
